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注文住宅でコンセントの数や位置を失敗しない!後悔しないための設置計画

2025.11.20

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注文住宅の計画を進める中で、間取りやデザインといった目に見える部分に意識が集中しがちですが、日々の暮らしの快適さを左右するコンセントの計画は、後々後悔しないために非常に重要です。

コンセントの数や位置、高さが適切でないと、スマートフォンの充電や家電の使用、将来的な機器の追加など、様々な場面で不便さを感じることになりかねません。

ここでは、理想の住まいを実現するために、コンセントの数と位置・高さについて、後悔しないための具体的な目安とポイントを解説していきます。


□注文住宅でコンセントの数を後悔しないための目安


*リビングは複数個設置して配線のごちゃつきを防ぐ


リビングは、テレビやオーディオ機器、スマートフォンの充電、ノートパソコンの使用、空気清浄機や加湿器、季節家電など、多くの電気製品を利用する空間です。

これらの機器を同時に使用したり、延長コードや電源タップを多用したりすると、配線が複雑になり、見た目が悪くなるだけでなく、ホコリが溜まりやすくなるなど、衛生面や安全面でのリスクも高まります。

そのため、テレビ周りだけでなく、ソファの横や出窓付近、部屋のコーナーなど、複数の場所にコンセントを設置しておくことが推奨されます。

最低でも4~6個口を複数箇所に設けることで、タコ足配線を避け、すっきりと快適なリビング空間を維持しやすくなります。


*寝室や書斎は最低限の数とスマホ充電用の数を確保する


寝室では、ベッドサイドでスマートフォンやタブレット、スマートスピーカーなどを充電するために、最低でも2箇所、それぞれ2個口以上のコンセントがあると便利です。

読書灯やアロマディフューザー、電気毛布などを使用する場合も考慮し、設置場所を検討しましょう。

書斎においては、パソコン本体、モニター、プリンター、デスクライト、スマートフォン充電など、多くの機器が集中するため、最低でも3~4個口のコンセントは必要となります。

可能であれば、USBポート付きのコンセントや、将来的な機器の増設を見越して、少し余裕を持った数を配置しておくと安心です。


*将来の家電増設を見越した予備のコンセントを用意する


現在使用していない家電でも、将来的に導入する可能性は十分に考えられます。

例えば、ロボット掃除機の充電ステーションを置く場所、来客用に使うかもしれない家電、あるいはホームシアターシステムのような新たなエンターテイメント機器の設置など、予測できる範囲で予備のコンセントを設けておくことが賢明です。

一度壁にコンセントを増設するには、壁を壊して配線工事を行う必要があり、時間も費用もかかります。

そのため、入居時点では目立たない場所や、将来的に家具や家電を置く可能性のある場所に、あらかじめ予備のコンセントを設置しておくことで、後々の手間やコストを大幅に削減することができます。


□注文住宅でコンセントの位置や高さを失敗しないためのポイントは?


*ソファ横のスマホPC充電用コンセントの高さと位置


ソファでくつろぎながらスマートフォンやノートパソコンを使用する機会は多いため、ソファの横にコンセントがあると非常に便利です。

このコンセントは、ソファに座ったまま、あるいは横になったままでも手が届きやすい位置に設置することが重要です。

一般的には、床から30cm~50cm程度の高さが、ソファの座面や肘掛けの高さと合致しやすく、使い勝手が良いとされています。

また、ソファの奥行きや厚みを考慮して、ソファの側面や背もたれの後ろなど、配線が邪魔にならないような位置を選ぶと、よりスマートに利用できます。

複数口やUSBポート付きのコンセントにしておくと、同時に複数のデバイスを充電できて便利です。


*壁掛けテレビ周りの配線が隠れるコンセント設計


壁掛けテレビは、すっきりとした印象を与える一方で、配線の処理が課題となります。

テレビ本体の電源コンセントだけでなく、ゲーム機やサウンドバー、レコーダー、インターネット回線用LANポートなどをテレビ背面に集中させ、壁の中に配線を通す設計にすることで、コード類が露出するのを防ぎ、見た目を損なわずに済みます。

アンテナ端子やHDMIポートなども含め、必要なポート数を事前に確認し、テレビのサイズや将来的な機器の追加も考慮して、十分な数のコンセントやポートをテレビ背面の適切な位置に設けることが大切です。


*家具の配置を考慮したコンセント位置を決める


コンセントの位置を決める際には、将来的に配置するであろう家具のサイズや形状、配置場所を具体的に想定することが不可欠です。

例えば、ベッドのヘッドボードの裏や、大型の食器棚、テレビボードの背面にコンセントがあると、使用できなくなってしまい、非常に不便です。

図面上で家具の配置をシミュレーションし、家具の側面や前面、あるいは家具と壁の隙間など、家具があっても手が届きやすい位置にコンセントを設けるように計画しましょう。

また、床に近い位置だけでなく、カウンターの上や棚の中など、家具の利用シーンに合わせて適切な高さを検討することも重要です。


□まとめ


注文住宅におけるコンセント計画は、日々の使い勝手を大きく左右する重要な要素です。

リビングでの複数設置、寝室・書斎での必要数確保、そして将来を見据えた予備の設置は、配線のごちゃつきや不便さを防ぐための鍵となります。

また、ソファ横や壁掛けテレビ周り、家具配置を考慮した位置や高さの検討は、スマートで快適な空間を実現するために不可欠です。

設計段階でこれらのポイントを丁寧に詰めることで、理想の住まいでの生活をより豊かにすることができるでしょう。

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