省エネ・健康・注文住宅は、うたしろ建設

雅楽代建設
  • お問い合わせ

メニューを開く

雅楽代建設

長期優良住宅で快適な暮らし!断熱等級の選び方

2025.10.29

blog

快適な住まいを実現するために、住宅の断熱性能は非常に重要です。

特に、長期優良住宅を検討されている方は、その高い省エネルギー性能を支える断熱等級について、より詳細な理解が必要となるでしょう。

今回は、長期優良住宅における断熱等級について、具体的な基準や省エネルギー性能との関係を解説します。


□長期優良住宅の断熱等級


住宅の断熱性能を表す指標として、断熱等級が用いられています。

長期優良住宅では、高い断熱性能が求められ、その基準は等級で示されます。

等級が高いほど、断熱性能は優れています。


*等級4の断熱性能基準


断熱等級4は、一般的な住宅よりも高い断熱性能を備えています。

具体的には、外皮平均熱貫流率(Ua値)が0.87W/㎡・K以下を満たす必要があります。

これは、断熱材の厚さや種類、窓の性能など、複数の要素によって実現されます。

例えば、高性能グラスウールを適切な厚さで施工したり、高断熱の窓ガラスを採用したりすることで、この基準をクリアできます。


*等級5の断熱性能基準


断熱等級5は、断熱等級4よりもさらに高い断熱性能を有します。

Ua値は0.69W/㎡・K以下と、より厳しい基準が設けられています。

この等級を達成するためには、断熱材の厚さを増したり、より高性能な断熱材を使用したりする必要があります。

窓についても、高断熱性能のものを選択することが不可欠です。


*断熱等級とUa値の関係


断熱等級は、Ua値(外皮平均熱貫流率)という数値によって具体的に示されます。

Ua値は、建物の外皮全体からの熱の逃げやすさを表す指標で、値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。

断熱等級4と等級5は、それぞれUa値の上限値が定められており、この値を下回るように設計・施工する必要があります。

このUa値は、断熱材の種類、厚さ、窓の性能、気密性能など、様々な要素によって決定されます。


*断熱材の種類と厚さの基準


断熱材の種類と厚さは、Ua値を決定する上で重要な要素です。

グラスウール、ロックウール、発泡ウレタンなど、様々な種類の断熱材があり、それぞれ熱伝導率が異なります。

また、同じ種類の断熱材であっても、厚さが異なれば断熱性能は変化します。

断熱等級を満たすためには、適切な種類の断熱材を、必要な厚さで施工することが求められます。

例えば、等級5を達成するには、等級4よりも厚い断熱材を使用したり、より熱伝導率の低い高性能な断熱材を採用する必要があるでしょう。





□断熱等級と住宅の省エネルギー性能の関係は?


断熱等級は、住宅全体の省エネルギー性能に大きく影響を与えます。


*断熱等級と窓性能の関係


窓は、熱の逃げやすい部分です。

高断熱の窓を採用することで、Ua値を下げ、断熱等級を向上させることができます。

そのため、断熱等級の高い住宅では、高性能な窓ガラスや窓枠が使用されていることが多いです。


*断熱等級と省エネルギー効果の関係


断熱等級が高いほど、冷暖房によるエネルギー消費を抑えることができます。

これは、Ua値が小さいことで、外気の影響を受けにくくなるためです。

結果として、省エネルギー効果が高まり、CO2排出量の削減にも貢献します。


*断熱等級と冷暖房費用の関係


断熱性能が向上すると、冷暖房にかかる費用を削減できます。

特に、寒冷地や温暖地では、その効果は顕著に現れます。

断熱等級の高い住宅は、快適な室温を保ちやすく、省エネ効果による経済的なメリットも期待できます。


*長期優良住宅における断熱等級の重要性


長期優良住宅は、長期にわたって快適で安全な住まいを提供することを目的としています。

そのため、高い断熱性能は、快適性と省エネルギー性の両面から非常に重要です。

省エネルギー性能の高い住宅は、ランニングコストの削減だけでなく、地球環境への配慮という観点からも大きなメリットがあります。




□まとめ


今回は、長期優良住宅における断熱等級について、等級ごとの基準、Ua値との関係、断熱材の種類と厚さ、そして省エネルギー性能との関連性について解説しました。

断熱等級は、快適な住環境と省エネルギー効果、ひいては経済性と環境保全に大きく貢献する重要な要素です。

長期優良住宅を検討する際には、断熱等級を重要な判断基準の一つとして、計画を進めることをお勧めします。

TOP