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家づくりの成功の鍵!住宅断熱の種類と最適な方法の選び方について解説

2025.05.22

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快適な住まいづくりには、断熱が欠かせません。

夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる家は、住む人の心身への負担を軽減し、健康的な生活を送る上で大きな役割を果たします。

しかし、断熱方法の種類は多く、それぞれにメリット・デメリットがあるため、最適な方法を選ぶのは容易ではありません。

家づくりを始める前に、断熱方法についてしっかりと理解しておきましょう。

後悔しない選択をするために、この記事では住宅の断熱方法選びの基準を解説します。


□住宅の断熱方法の種類とは


*外断熱の種類と特徴


外断熱は、建物の外側に断熱材を貼り付ける方法です。

代表的な断熱材には、硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、フェノールフォームなどがあります。

これらは板状に加工され、建物の外壁全体を覆うように施工されます。


外断熱のメリットは、建物の構造体が外気の影響を受けにくいため、結露や腐食のリスクが少ない点です。

また、断熱材が連続して施工されるため、熱橋(熱が逃げやすい部分)が少なく、高い断熱性能が期待できます。

配管や配線への配慮も不要です。


一方、デメリットとしては、施工コストが高く、施工に広い作業スペースが必要となる点があります。

既存の建物への後付けは難しく、隣家との距離が近い場所では施工が難しい場合もあります。

さらに、断熱材が外気にさらされるため、紫外線や雨風による経年劣化の可能性も考慮する必要があります。


*内断熱の種類と特徴


内断熱は、建物の内側、つまり壁や柱の内側、または間などに断熱材を充填する方法です。

グラスウール、ロックウール、セルロースファイバーなどの繊維系断熱材が一般的に使用されます。


内断熱のメリットは、施工が比較的容易で、コストが外断熱に比べて低い点です。

外壁のデザインに影響を与えることもありません。

断熱材が建物内部にあるため、熱のロスも少ない傾向があります。


デメリットとしては、柱などで断熱材が途切れてしまうため、熱橋が発生しやすく、断熱性能が低下する可能性がある点です。

また、気密性が不十分だと壁内部で結露が発生し、カビや腐食の原因となるため、気密性・防湿性を高めるための適切な対策が不可欠です。


*充填断熱の種類と特徴


充填断熱は、内断熱の一種であり、壁の内部に断熱材を隙間なく充填する方法です。

グラスウールやロックウール、セルロースファイバーなどが使用され、施工方法は吹き込み、充填などがあります。


充填断熱は、内断熱と同様、施工が比較的容易でコストが低いというメリットがあります。

しかし、柱などの構造材によって断熱材が途切れる部分(熱橋)が発生しやすく、断熱性能が低下する可能性があります。

そのため、気密性と防湿性を高めるための工夫が必要となります。





□住宅断熱方法の選び方とは


*予算と断熱性能の関係


断熱性能を高めるには、高性能な断熱材を使用したり、断熱層を厚くしたりする必要があります。

しかし、断熱材の性能や厚さによってコストは大きく変動します。

予算と相談しながら、最適なバランスを見つけることが重要です。

高性能な断熱材を用いることで、ランニングコスト(光熱費)の削減効果も期待できますが、初期投資額とのバランスを検討する必要があります。


*家の構造と断熱方法


家の構造(木造、鉄骨造、RC造など)によって、適した断熱方法が異なります。

木造住宅では充填断熱が、鉄骨造住宅では外断熱が比較的多く採用されています。

しかし、近年は、構造の種類に関わらず、高性能な断熱材を用いたさまざまな断熱工法が用いられています。

建築会社と相談し、構造に最適な断熱方法を選択することが重要です。


*地域気候と断熱方法


地域によって気候は大きく異なります。

寒冷地では、断熱性能の高い断熱材や工法を選ぶ必要があります。

一方、温暖地では、通気性や遮熱性を考慮した断熱方法を選ぶことが重要です。

地域気候に合わせた断熱設計を行うことで、快適な室内環境を維持することができます。


*快適性と断熱方法


断熱性能が高いほど、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

しかし、断熱材の種類によっては、通気性が悪くなったり、湿気がこもりやすくなったりする可能性があります。

快適性を確保するためには、断熱性能だけでなく、通気性や調湿性も考慮する必要があります。

適切な換気システムの導入も重要です。



□まとめ


住宅の断熱方法には、外断熱と内断熱(充填断熱を含む)があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

最適な断熱方法を選ぶためには、予算、家の構造、地域気候、そして快適性を考慮することが重要です。

これらの要素を総合的に判断し、専門家と相談しながら、ご自身の住宅事情に合った断熱方法を選択しましょう。

窓の断熱も重要なポイントであることを忘れずに、ペアガラスやトリプルガラス、断熱性の高いサッシなどを検討することで、さらに快適な住まいを実現できます。

後悔のない家づくりに向けて、慎重な検討を心がけてください。


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