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マイホーム計画に!高気密高断熱住宅のメリット・デメリットと注意点

2025.05.08

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快適な住まいを求めるなら、高気密高断熱住宅は魅力的な選択肢です。

しかし、そのメリットだけでなく、デメリットや注意点についても理解しておくことが重要です。


今回は、高気密高断熱住宅のメリットとデメリット、そして建築時の注意点をバランスよく解説し、マイホーム建築を検討する皆様の不安解消に役立つ情報を提供します。

高気密高断熱住宅の選び方や、快適な暮らしを実現するためのポイントについても触れていきますので、最後までお読みいただければ幸いです。


□高気密高断熱住宅のメリット・デメリット


*快適な室内環境を実現する高気密高断熱のメリット


高気密高断熱住宅は、外気温の影響を受けにくい快適な室内環境を実現します。

夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるため、一年を通して快適な温度を保ちやすくなります。

これは、断熱材によって熱の伝わりを抑制し、気密性によって外気の浸入を防ぐことで実現しています。

特に、真夏の暑さや真冬の寒さが厳しい地域では、その効果を実感しやすいでしょう。


1:光熱費削減効果


高気密高断熱住宅の大きなメリットの一つに、光熱費の削減が挙げられます。

室温を安定させることで、エアコンなどの空調機器の使用頻度や運転時間を減らすことができ、結果として電気代やガス代を節約できます。

設定温度を調整する必要も少なくなるため、省エネルギーで経済的な暮らしを実現できるでしょう。


2:ヒートショックリスクの軽減


高気密高断熱住宅では、室内の温度差が小さくなるため、ヒートショックのリスクを軽減できます。

ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧が急変し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険性のある現象です。

特に高齢者にとって、ヒートショックは大きな脅威となりますが、高気密高断熱住宅であれば、浴室と居室間の温度差を小さく保ち、安全性を高めることができます。


3:結露の抑制と建物の耐久性向上


高気密高断熱住宅は、適切な換気システムと組み合わせることで、結露の発生を抑制します。

結露はカビや腐食の原因となるため、建物の耐久性を低下させる可能性があります。

結露を抑制することで、建物の寿命を延ばし、メンテナンスコストを削減できるメリットがあります。


4:防音効果の向上


高気密高断熱住宅は、外部からの騒音を遮断する効果も期待できます。

厚い壁と高気密性によって、道路や近隣の騒音の影響を受けにくくなり、静かで落ち着いた生活を送ることができます。


*高気密高断熱住宅のデメリット


高気密高断熱住宅には、メリットだけでなく、いくつかのデメリットも存在します。

これらのデメリットを事前に理解し、対策を講じることで、快適な住まいを実現することが重要です。


1:建築コストの高騰


高気密高断熱住宅は、一般的な住宅に比べて建築コストが高くなる傾向があります。

高性能な断熱材や気密性の高い窓、そしてそれらを適切に施工するための技術が必要となるためです。

しかし、長期的な視点で見れば、光熱費の削減効果によってコストを回収できる可能性も高いです。


2:室内の乾燥


高気密高断熱住宅では、室内の空気が乾燥しやすくなる可能性があります。

これは、外気の影響を受けにくいため、湿気が供給されにくいためです。

乾燥肌や喉の乾燥に悩む方は、加湿器などの導入を検討する必要があるでしょう。


3:換気システムの重要性


高気密高断熱住宅では、換気システムの適切な導入が不可欠です。

気密性が高いと、室内の空気が滞留しやすくなり、二酸化炭素濃度の上昇や化学物質の蓄積につながる可能性があります。

24時間換気システムの設置は必須であり、定期的なメンテナンスも重要です。


4:石油ストーブの使用制限


高気密高断熱住宅では、石油ストーブの使用は制限される場合があります。

石油ストーブは燃焼時に酸素を消費し、二酸化炭素や一酸化炭素を発生させるため、換気が不十分だと一酸化炭素中毒の危険性が高まります。

安全性を確保するため、他の暖房器具の使用を検討することが推奨されます。




□高気密高断熱住宅を建てる際の注意点 高気密高断熱


1:適切な換気システムの導入


高気密高断熱住宅では、24時間換気システムの導入が必須です。

システムの種類や性能を十分に検討し、適切なものを選択することが重要です。

また、定期的なフィルター清掃やメンテナンスも忘れずに行いましょう。


2:断熱材の種類と選び方


断熱材には様々な種類があり、それぞれに特性があります。

グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、ウレタンフォームなど、それぞれのメリット・デメリットを理解し、気候や予算、家の構造などを考慮して最適な断熱材を選択しましょう。


3:窓の種類と性能


窓は家の熱の出入りに関わる重要な部分です。

高性能な断熱ガラスを採用することで、断熱性能を大幅に向上させることができます。

窓の種類や性能についても、十分に検討する必要があります。


4:ZEH(ゼッチ)について理解する


ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、省エネルギー性能が高く、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロにすることを目指した住宅です。

ZEHに対応した住宅を建てることで、環境への負荷を低減し、光熱費削減効果も期待できます。


5:長期的な視点でのコスト計算


高気密高断熱住宅は初期費用が高くなる一方で、長期的な視点で見れば、光熱費削減によるコストメリットが大きくなります。

初期費用とランニングコストを総合的に考慮し、家計に合った計画を立てましょう。




□まとめ


高気密高断熱住宅は、快適な室内環境と光熱費削減、ヒートショックリスク軽減などのメリットが期待できます。

しかし、建築コストの高騰や室内の乾燥、適切な換気システムの必要性など、デメリットも存在します。

快適な暮らしを実現するためには、メリットとデメリットを理解し、信頼できる施工会社を選び、適切な換気システムを導入することが重要です。

また、長期的な視点でのコスト計算も欠かせません。

これらの点を踏まえ、ご自身のライフスタイルや予算に最適な住宅を選択してください。

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